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昭和三十年頃の結婚準備
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新生活への準備・住宅を建てる場合・買う場合
建てる場合
これには、建物だけを新築、増築するときと、土地つきで建物を建てるときとがありましょう。
(イ)住宅だけを新築する
住宅の設計と施工修正のみ・・住宅の設計は施工する業者に頼んだり、出入りの大工に頼んだり、自分でやったり、設計家に頼んだり、といろいろな場合が考えられます。
しかし、最近では専門の建築設計家に依頼することが多くなってきましたし、またそのほうがうまくゆくことが多いのです。一自分ではっきりとこういう住宅を建てたいと希望をよく説明して、あとは設計家にまかせるのが、いちばん安全なやり方だといえましょう。
施工も、その設計家に相談して業者を紹介してもらったり、二・三の業者から見積りをとってその中から選んだり、もとから出入りの大工に頼んだり、といろいろありますが、設計を依頼した設計家に、この施工業者についても相談するのが、安全なやり方。
建築資金について・・もちろん自己資金で準備できれば、それに越したことはありません。しかし、そうでなくても、何かと出費のある結婚準備のとき。
そこで、ほかから建築資金を借りることですが、それには住宅金融公庫を利用する方法と、東京都では都住宅建設資金の貸付けを利用することもできます。
住宅金融公庫利用では、年に二回公募があります。
木造で約三〇~五三平方)川(九~一六坪)、簡易耐火造と耐火造では約三〇~六七平方冒(九~二〇坪)までの融資があり、その融資の額は標準建設費(木造の場合、三・三一平方層すなわち一坪あたり三万三五〇〇円の甲地.区から二万七五〇〇円の丁地区まで分かれています。また北海道地区は三万九σ○○円、簡易耐火造では甲乙丙丁各地区共通で四万四〇〇〇円。北海道地区は四万七〇〇〇円。耐火造では甲乙丙丁各地区共通で二階以下の場合五万一〇〇〇円、三階以上の場合五万五〇〇〇円。北海道地区二階以下の場合五万五〇〇〇円、三階以上の場合五万九〇〇〇円)の七五%となっています。
それで、約三〇平方)川(九坪)の住宅を建てたとして、木造の融資額は二二万円。最初に返す金額(完成したときから月賦で償還することになる)が二〇三〇円。これを一八年間、に返してゆくわけです。このときの月収資格は一万一二四四円となります。(返す金額の約六倍の月収が必要です)
簡易耐火造は二五年間に、耐火造な三五年間にそれぞれ返すことになっています。
また、木造で約五三平方層(一六坪)建てるとして、融資額四〇万円、最初に返す金三七〇〇円、月収資格二万二〇〇〇円になるわけです。
借りる資格は、住宅に困っていて家を建てたい人で、建てようとする敷地をもっているか、借りているか、手に入る見通しが確実かの場合。なお、同居する家族が一人以上ある、こと、連帯保証人のあることが必要です。
借りて建てる場合の大きさ約三〇~五三平方㌶(九~一六坪)の中が、三つのグループに・分けられ、三〇平方㌶(九坪)に近いほど、当選率がよくなっています。
また、このほかにも、民間の住宅月賦会社や住宅無尽会社を利用して、家を新築することもできましょう。
しかし、この場合はときに被害を受ける人もあり、信用のある業者を選ぶことが何よりもたいせつです。
(ロ)親の家に増築する
増築資金・・住宅金融公庫では、この増築資金の貸付けも行なっています。
年一回の受付けで、対象は約一〇~三〇平方層(三~九坪)。ただし現在の建物と増築の分を合わせて、延べ坪が約=九平方齎(三六坪)を越えないことが必要です。
連帯保証人が一人以上あり、また増築する分に見合わせた担保があるごとが条件になります。ただし、借入れが一五万円以下なら、この担保がいらないこともあります。
たとえば約三〇平方㌶(九坪)増築するとして、木造の融資額二一万円、最初に返す金額(九年三ヵ月ぐらいの月賦償還)二八○○円、月収資格(最初に返す金額の約六倍)一万七二六八円というごとになるわけです。
この連帯保証人は、月収資格その他が申込みの本人と同等以上で、七かも現在住宅金融公庫から資金を借りていないことが条件。
また、そのために、新しく土地を買って申し込む場合、それが一年以内に買った土地なら、それについても融資があります。
東京都内で約三・三平方冒(一坪)四五〇〇円と評価して、その七五%の融資が約一六五平方㌶(五〇坪)まであるわけです。
その他のこと・・これはだいたい「住宅だけを新築する」ときと、同じように考えてよいものです。
(ハ)建物つきの土地分譲
その土地の抽選があたれば、そのうえ別に申込みをしなくても、住宅金融公庫から建設資金を借りて住宅を建てられるものです。
東京都では、東京都住宅普及協会などがこの公募をしますが、地方でも公共団体がすることがあります。
また、住宅公団でも、土地分譲のときに、住宅金融公庫の融資つきを公募するときがあります。
建物の融資額は新築の場合と同じですが、当選したら五〇日以内に工事に着手することが必要です。
土地に対する融資は、東京都の場合、三・三平方酵(一坪)あたり四五〇〇円と評価してその七五%、約一六五平方癖(五〇坪)までとなります。
この返還は一八年間となっています。
C買う場合
(イ)分譲住宅(独立住宅)
公共的なもの・・地方公共団体や、都道府県の住宅公社(住宅協会)などで、土地つきの分譲住宅を公募することがあります。
頭金がだいたい四〇万~五〇万円で、一八年の月賦償還という場合が多いようです。
民間のもの・・電鉄会社や不動産会社で募集しているものです。
頭金が一〇〇万~一五〇万円ぐらい必要になって、総額では二〇〇万円ぐらいになるのが多いもの。
これは住宅金融公庫の融資を民間会社ボ受けて行なうことが多く、一八年月賦で償還というシステムで行なっているようです。
(ロ)分譲のアパート
公共的なもの・・住宅公社(協会)で年に四回ぐらい公募しています。
市街地の商店の上階(ゲタばき住宅のような形)のときが多く、便利。
鉄筋アパートの二DK(二へやとダイニング・キッチン)の大きさで、頭金が一〇〇万~山五〇万円、総額ご五〇万円ぐらいかかります。
民間のもの・・電鉄会社などがやはり分譲アバートを募集しますが、費用はずっと高価なものになり、設備もデラヅクスになります。
(ハ)民間の独立住宅
これは新聞広告や、知人や専門業者に依頼してさがすわけですが、新築の家を買う場合と、古い家を買う場合がありましょう。
新築の家では、家の内外の造作をよく見ること、古い家ではこの内外の造作をよく見ることのほかに、木造では建ってから何年たっているか(木造の耐用年限は一八年から二〇年ぐらい)を調べて、その評価額を検討することもたいせつです。
近所の人にその状況を聞いたり、敷地の条件を見たり、その家の名義や登記の関係を調べてみることも必要。恥これには、信用ある専門家に相談するのぶ安全でしょう。
(二)土地について
公共的なもの・・住宅公団が、、年に五、六回公募しています。即金か三年月賦ですが、買ってから二年以内に建築に着手することが必要です。
民間のもの・・信用のある民問会社が募集するものはよいのですが、そうでないと、名義登記などの心配、その土地の建蔽率(その土地には何割まで建物を建てられるという割合がきめられている)の問題、農地(住宅が建てられない)を宅地に変更してあるか、敷地の条件湿地とか傾斜地とか、ガスや水道の設備有無などを確かめることがたいせつになります。
また、金銭は契約をはっきりすませてから支払うように気をつけます。
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